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2023.07.26

#システム開発#セキュリティ

自社でのシステム開発はセキュリティリスク?課題と外注のメリットを解説

自社でシステム開発を実施すると、セキュリティリスクを抱えることがあります。セキュリティリスクを抱えたままシステムを利用すると、外部から不正な攻撃を受けてしまい、情報漏洩などの被害につながる危険性があるでしょう。

本記事では、自社でのシステム開発に携わる企業や担当者が抱える課題やリスクについて解説します。本記事を読むことで、自社でのシステム開発に伴う課題やリスクに対する理解が深まり、外注することで得られるメリットも把握することができるでしょう。

システム開発セキュリティとは

システム開発におけるセキュリティとはどのようなものでしょうか。

ここでは概要と重要性を解説します。

システム開発セキュリティの概要

システム開発セキュリティとは、システム開発において、情報漏洩や不正アクセス、ウイルス感染、DoS攻撃などのセキュリティ問題を回避するために必要な取り組みのことです。

システム開発セキュリティを確保するためには、セキュリティポリシーの策定、設計、開発、テスト、監査などが必要であり、セキュリティ監査を定期的に実施することも重要となります。セキュリティの確保は企業にとって重要な課題であり、適切な取り組みを行うことでリスクを回避し、企業イメージや信頼性の向上、法的規制への適合などのメリットを得られます。

システム開発セキュリティの重要性

システム開発時のセキュリティに対する取り組みが不十分であれば、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティ問題が発生する可能性があります。セキュリティ問題が発生すると、企業の信頼性や評価を低下させ、顧客の信頼を失うことにつながるかもしれません。

また、法的な規制にも違反する可能性があるため、企業にとっては深刻な問題となります。そのため、システム開発においては、セキュリティリスクを回避するための適切な取り組みが必要であり、適切なセキュリティ対策を行うことが大切です。

自社でのシステム開発セキュリティの課題

自社でのシステム開発には以下の課題があります。

  • 不十分なセキュリティ対策の実施
  • セキュリティ設計の不備
  • 情報漏洩の危険性

それぞれの課題を解説します。

不十分なセキュリティ対策の実施

自社でのシステム開発においては、セキュリティに対する知識や経験が不足している場合、必要な対策が講じられないことがあります。その結果、脆弱性が残ってしまうため、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩などのリスクが高まります。これらの状況が複合的に重なると、システム全体のセキュリティレベルが低下してしまうでしょう。

セキュリティ設計の不備

システム開発では、セキュリティの設計が大切です。しかし、自社でシステムを開発する場合にはセキュリティの設計に問題が生じることがあります。

セキュリティの設計が不十分な場合、パスワードを解読してシステムに入り込むことができたり、外部から不正に接続されたりする危険があるでしょう。

また、セキュリティの設計に不備があると、問題を見つけて修正することが難しくなります。セキュリティの問題を見つけるのは、専門的な知識や経験が必要です。しかし、自社で開発する場合、セキュリティの専門家がいないことが多いため、問題を見つけることが難しいでしょう。

情報漏洩の危険性

情報漏洩とは、秘密や個人情報などの情報が間違って他の人に知られてしまうことを指します。自社でシステムを開発する場合、セキュリティリスクを抱えてしまうと、情報漏洩の危険性が高まることがあります。

例えば、個人の名前や住所、電話番号、クレジットカードの情報などがシステムに入っているとします。悪意のあるものがその情報を手に入れたら、お金を盗まれたり、個人のプライバシーが侵害されたりするでしょう。

情報漏洩は会社の評判や信頼性が低下し、顧客が安心して利用することができなくなってしまいます。また、情報漏洩は法律に違反することもあります。個人情報保護法などの法律では、個人情報を適切に保護することが求められているため、情報漏洩が発生した場合、企業は法的な責任を問われる可能性があるでしょう。

システム開発を外注するメリット

自社に専門的なスキルを持った人材がいない場合、システム開発を外注すると良いでしょう。ここでは、システム開発を外注するメリットを2つ紹介します。

外注先の専門知識と技術力を活用できる

システム開発を外注すると、外部の専門家や会社の知識と技術力を活用できます。

外注先の専門家や会社は、幅広い知識と深い専門知識を持っています。システム開発に関する最新の技術やツールに精通しており、効率的かつ高品質なシステムを開発するためのノウハウも保持しているでしょう。

また、外部の専門家や会社は複数のプロジェクトに携わってきた経験を持っています。これにより、彼らはさまざまな業界や規模のプロジェクトに対応する能力も備えているのです。その経験から得た知識やノウハウを活かし、最適な解決策や設計を提供してくれます。

専門知識と技術力を持つ外注先との協力により、より優れたシステム開発が可能です。彼らの専門知識と経験を借りることで、自社の競争力を向上させ、より効果的なシステムを実現することができるでしょう。

コスト面でメリットがある

システム開発を外注することには、コスト面でのメリットがあります。以下にその理由を説明します。

  • 人件費の削減:システム開発を自社で行う場合、開発に関わる人員の採用や研修、給与支払いなどにかかる費用が発生します。しかし、外注先に開発を委託することで、これらのコストを削減可能です。外注先は自社の開発チームを維持する必要がないため、人件費の負担を軽減できます。
  • インフラの節約:システム開発には、ハードウェアやソフトウェア、開発ツール、テスト環境などのインフラが必要です。自社でこれらを整備すると高額な投資が必要になりますが、外注先に開発を委託することで、これらの費用を節約できます。外注先が必要なインフラを提供してくれるため、自社での投資負担が軽減されます。
  • 適正な費用体系:外注先との契約には事前に合意された費用体系があります。このため、開発プロジェクトのコストを事前に把握しやすくなります。また、外注先は効率的な開発プロセスを持っており、時間とコストを最適化する取り組みを行っているため、予算内での開発が可能です。
  • 追加費用の削減:自社での開発では、必要に応じて追加の人員を雇ったり、設備を追加投資する必要があるかもしれません。しかし、外注先に開発を委託することで、追加費用を抑えられます。外注先は既に必要な人員や設備を保有しており、柔軟に対応可能です。

以上のように、システム開発を外注することによって、コスト面での様々なメリットがあります。

システム開発会社の選び方と注意点

システム開発会社を選ぶときに、下記を参考にすると良いでしょう。

  • 外注先の信頼性や実績を確認する
  • セキュリティに関する取り組みや方針を確認する
  • 契約書の内容や細かい部分を確認する

それぞれ解説します。

外注先の信頼性や実績を確認する

システム開発を外注する際には、信頼性や実績を確認することが重要です。以下に、確認するためのポイントをご紹介します。

  • 参考情報の調査:外注先のウェブサイトやポートフォリオをチェックし、過去の実績や顧客の声を確認しましょう。
  • 信頼性の評価:外注先の信頼性を確認するために、他のクライアントからの評判や口コミを調べてみましょう。信頼できるパートナーかどうかを判断する手助けになります。
  • 技術力と経験の確認:外注先が必要な技術や経験を持っているかを確認しましょう。これにより、プロジェクトの成功確率を高めることができます。
  • プロジェクトマネジメントの能力:外注先が適切なプロジェクトマネジメント能力を持っているかを確認しましょう。スケジュール管理やコミュニケーションの円滑化に役立ちます。

これらのポイントを考慮しながら外注先を選ぶことで、信頼性の高いパートナーと一緒に効果的なシステム開発を進められるでしょう。

セキュリティに関する取り組みや方針を確認する

システム開発を外注する際には、セキュリティに関する取り組みや方針を確認することが重要です。以下に、そのポイントをご紹介します。

  • セキュリティポリシーの確認:外注先がセキュリティに対してどのような方針やポリシーを持っているかを確認しましょう。データ保護やアクセス制御など、セキュリティに関する取り組みが適切に行われているかの確認が重要です。
  • セキュリティ対策の実施:外注先がセキュリティ対策をどのように実施しているかを確認しましょう。例えば、パスワード管理や暗号化技術の利用など、セキュリティの高い環境を整えるための取り組みが行われているかを確認します。
  • データの取り扱いと保護:外注先が顧客のデータを適切に取り扱い、保護しているかを確認しましょう。セキュアなデータストレージやバックアップ手順の確認など、情報漏洩やデータの損失を防ぐための対策が行われているかを重視します。
  • セキュリティ教育とトレーニング:外注先のスタッフがセキュリティに関する教育やトレーニングを受けているかを確認しましょう。セキュリティ意識の高いチームが開発に携わっていることは重要です。

これらのポイントを考慮しながら外注先を選ぶことで、セキュリティに配慮したシステム開発が行われることを確保できます。

契約書の内容や細かい部分を確認する

システム開発を外注する際には、契約書の内容や細かい部分を確認することが重要です。以下に、そのポイントをご紹介します。

  • 契約範囲と納期:契約書に明記されているシステム開発の範囲や納期が、実際の要件と一致しているかを確認しましょう。開発作業の具体的なスケジュールや納品物についても確認しておきます。
  • 費用と支払い条件:契約書に明示されている費用や支払い条件が、予算や支払い計画と一致しているかを確認しましょう。また、追加料金や支払いスケジュールについても詳細を確認します。
  • 知的財産権と機密保持:契約書には知的財産権や機密保持に関する条項が含まれていることが多いです。外注先が開発したシステムの知的財産権の帰属や、情報の機密性を適切に保護するための取り決めが含まれているかを確認します。
  • サポートと保証:契約書にはサポートや保証に関する内容が明記されているはずです。開発後のサポート体制や保証期間、不具合修正に関する条件などを確認しましょう。
  • 修正や変更に関する取り決め:開発過程での修正や変更に関する取り決めが契約書に含まれているかを確認します。追加開発や仕様変更が必要な場合の手続きや費用について明確にしておくことが重要です。

これらのポイントを念入りに確認することで、契約書の内容や細かい部分に関する不明点やトラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ

自社でシステム開発をする場合、セキュリティを意識した設計が重要です。セキュアな設計になっていない場合、外部から脆弱性をついた攻撃が仕掛けられてしまい、情報漏洩などの被害につながる危険性があります。

しかし、自社内にスキルを持った人材がいないために、セキュリティを意識したシステム開発ができないと悩む企業様も多いのではないでしょうか。

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